は久しぶりに私服へ着替えた、””として長年いたが、彼女の本当の名は



とは称号名のようなものである。



そしては久しぶりに外へ出かけた。

















2出会い







何か一方向が騒がしいようだ。


はなるほどねと思い、その場所へと走って行った。


























































が近くに行き、身を隠しながらその様子を伺っていた。


その時既に騒ぎが起こってしまっていた。




「木ノ葉丸ちゃん!!」


「木ノ葉丸君!!」




子供の二人が声を上げた。


木ノ葉丸が他国の忍につかまれている。




「く・・・苦しい・・・コレ・・・」




苦しげに声を上げる木ノ葉丸。


それをみて、ナルトは怒鳴った。




「こら!この黒ブタ!!そいつを放さないとこのオレが許さないぞ!!デブ!バカ!!」




それに焦ったサクラが、ナルトの首をしめた。




「バカはアンタよ!相手あおってどーすんのよ!」


「ムカツクじゃん・・・・・・お前・・・」




カンクロウという男は、木ノ葉丸を殴ろうとでもしたのか、拳を固め見せつけるように言った。





「オレ・・・大体チビって大嫌いなんだ・・・おまけに年下のクセに生意気で・・・殺したくなっちゃうじゃん・・・・・・」


「なっ・・・」



「!!」




木ノ葉丸の友達は寄り添い、震えている。隣のテマリという女は我関せずでため息をつきながらいった。





「あーあ私・・・知らねーよ・・・」


「てっめー!!」


(何なのコイツ・・・ヤバイ・・・!)





サクラはじっとりと額に汗をかきながら思った。


カンクロウは拳をもう一度固めた。





「まvこのドチビの後はそこのうるさいチビね!!」





ナルトは木ノ葉丸を助けようと走った。


その時、今まで傍観者でいたが仕方が無いと動き出した。


しかし、それと同時に動き出す者も居た。




ガッ!!




石つぶてとクナイが地面に落ちた。石はカンクロウにあたり、クナイはテマリにあたった。





「ふぅ、間一髪。大丈夫かしら?」





はため息をつき、地面すれすれの所で木ノ葉丸を抱えた。




(やるね。サスケ・・)




石を投げたのはサスケだった。




「くっ・・・!」




カンクロウはくやしげに木の上にいるサスケを睨む。




「ッチ!」




テマリはを睨んだ。




「よそんちの里で何やってんだてめーは」


「サスケくーん!!」




サクラは嬉しそうに叫ぶ。


カンクロウは脂汗を浮かべながらじっとりとサスケをみた。




「クッ・・・ムカツクガキが二人・・・」


「失せろ」




は木ノ葉丸を地面にゆっくりと下ろした。


その途端に、木ノ葉丸はナルトたちの元へ走る。


はそれを見届けると、カンクロウに向き直った。





「・・・貴方方がアレのために来てるとしたらこれはやりすぎではありませんか?

 幾等何でももう少し大人しくしてた方がいいのではないのかしら?」





口角を少しあげて、は微笑んだ。殺気を隠そうともしない。


その言葉が癪にさわったらしく、舌打ちをした。




「テマリ・・・おまえがそこの女をやれよ・・・オレはこっちのガキをやる・・・」




そういうと、カンクロウはサスケに向き直った。




「おい・・・ガキ降りてこいよ!」




サスケの顔が歪んだ。




「オレはお前みたいに利口ぶったガキが一番嫌いなんだよ・・・」




しゅ・・・と背中にあった物をほどく。


慌てたテマリがいった。




「おいカラスまで使う気かよ」




完全に、カンクロウはやる気だ。




「・・・カンクロウやめろ」




サスケとはピクリと反応した。




「里の面汚しめ・・・」




サスケの隣にいつの間にかいた少年。


背中にはひょうたんを背負い、顔には表情がない。


は突然現れた者に関心している。



「ガ・・・我愛羅」



カンクロウが声のトーンを落とした。


こいつが頭らしい。




「喧嘩で己を見失うとはあきれ果てる・・・何しに木ノ葉くんだりまで来たと思っているんだ・・・・・・」




相変わらずの無表情。カンクロウは弁解をはじめる。




「聞いてくれ・・・我愛羅こいつらが先につっかかってきたんだ・・・!」




一瞬の内に空気が凍った。


もサスケも、微弱だが我愛羅とかいう少年の殺気を感じ取る事が出来た。





「黙れ・・・

 
             殺すぞ」






震えるカンクロウ。相変わらずその殺気はとどまらない。





「わ・・・分かった。オレが悪かった」


「ご・・・ご・・・ゴメンね・・・ホントゴメン」





慌てて誤る二人。我愛羅はサスケに向ってこういった。




「君達悪かったな」




そういうと、木の木ノ葉をちらせ、下に降りる我愛羅。




「どうやら早く着きすきたようだが、オレ達は遊びに来た訳じゃないんだからな・・・」


「分かってるって・・・」




そして、そのまま踵を返して立ち去ろうとする三人。




「行くぞ」




サクラはきゅ・・・と唇をかみしめるといった。




「ちょっと待って!」




サクラの声に振り返る三人。面倒くさそうに返事をかえした。




「何だ?」




サクラは一瞬躊躇したが言った。




「額当てからみてあなたたち・・・砂隠れの里の忍者よね・・・




確かに木ノ葉の同盟国ではあるけれど・・・両国の忍の勝手な出入りは条約で禁じられているはず・・・」


サクラの表情が厳しくなった。




「目的を言いなさい!場合によってはあなた達をこのまま行かせるわけには行かないわ・・・」




サクラがそういうと、テマリという女が説明をはじめた。


すると、サスケが下へ降り、我愛羅という少年に声をかける。




「おい!そこのお前・・・名は何ていう?」




沈黙が続いた。聞かれた少年は口を開いた。




「・・・・・・・・・・・・砂漠の我愛羅・・・」




そういったあと、サスケをみていう。




「・・・オレもお前に興味がある・・・・・・名は?」




サスケは不敵に笑いながら




「うちはサスケだ・・・」




といった。


強き者を求めるのは宿命。当たり前の行為ともいえる。


はもう大丈夫そうだと思い、さっさと帰ろうとした。




「おい、その黒髪の女」




はやれやれと振り返った。


その目は冷たく・・・深かった。




(この女・・・何者だ)




「お前にも興味がある。名を名乗れ」




美和はふ・・・と笑う。二人の間に風が舞い、葉が散った。




・・・・・・」




沈黙が続いた。




「あのさ!あのさ!オレは?オレは?」




我愛羅がナルトを見もしないで踵をかえす。




「興味ない・・・行くぞ!!」




木の上に怪しげな三人がいた。はそいつらに厳しい視線を送ると今度こそ踵を返した。




「お前何者だ?」


「直ぐに嫌でも分かることになります。

 それまでお待ち下さい。それでは。」



そう言って、は去って行った。


その後、サスケは一人困惑していた。



(そんなはずない・・・あいつが今あの姿でいるはずがないんだ!!)




































<あとがき>
絡み少ない・・;
次からやっと絡みがあるかと・・。
補足では今火影と会った時は姿が違います。
今回長くかけて満足v